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シュロの繁茂について


最近東京都市部の公園や庭ではシュロやアオキなどが増えています。温暖化の
影響などといわれていますが、それはシュロがヤシ科であることからくるイメー
ジだけで、ほとんど根拠のない話と思われます。
 温暖化というよりは、人の手が入らないため庭や公園の植生が更新される過程
で、本来ならコナラ属などが生えるところを、周囲にそれらがほとんど無いため、
庭木として植えられているシュロやアオキの種子が、ヒヨドリなどによって運ば
れているからだと思われます。
 シュロは育成が遅いものの、強健で多様な環境に適応できます。今回の調査で
も、元々植えられていたサクラを完全に取り囲むように、10本ほどのシュロが密
生し、サクラを弱らせているのが観察されました。
 シュロの幹を覆う繊維は丈夫で腐りにくく、縄などに加工するにはよいのです
が、林の中では分解しにくいゴミとなります。また造園業の方も伐採作業や後始
末がやっかいなので、できるだけ処理を請け負いたくない植物だということです。
 もし庭にシュロの若木が生えてきたら、特にシュロを育てたい場合は別として
早めに取り除くことをお薦めします。小さいうちは根も浅く処理が簡単です。放
置しておくと庭中シュロだらけになるでしょう。


鬱蒼と茂るシュロ。中央のサクラが圧倒され枯れかかっている

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