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2007年度採集会報告


4月15日 春の昆虫採集(東京都八王子市)

 2007年度最初の採集会を4月15日開催しました。週半ばまで出ていた傘マークも金曜日には消え、薄曇りときどき晴れの天気。参加者は24名でした。
 朝集合場所につくと普5の週末以上の人出。日本山岳会の植樹祭があるとのことで、植樹祭の案内看板を持っている人に具体的な場所を聞くとなんと木下沢キャンプ場付近とのこと。
採集会と見事にぶつかってしまいました。よほど参加者が多いのか臨時バスがひっきりなしに出ています。
 前日下見をした中島氏によると、「蝶はものすごく少ない。採集者に何人か会ったがスギタニルリシジミは一人1〜2頭、ミヤマセセリやコツバメ、ツマキチョウも少ない。植樹祭の準備なのかトラックがひっきりなしに通り、林道際のムラサキケマンも轢かれてしまいウスバシロチョウの幼虫も見当たらなかった」とのこと。
 植樹祭参加者とのトラブルも予想されるので、中島氏と相談し場所をバス道路とは川を隔てた散策路方面としました。
 この変更はハイカーも少なくよかったのですが、気温が上がらず北風が冷たいため昆虫は少なく、ビロードツリアブさえ見当たりません。成虫が少なかった場合はウスバシロチョウやアサギマダラ.幼虫を見てもらおうと思っていたのですが、その幼虫も見つかりません。といいますか、アサギマダラの場合は杉林の間伐が行われ、食草のキジョラン自体が刈られていました。もちろん成果0。
 ウスバシロチョウの幼虫は気温が上がらないため日向ぼっこしておらず見つかりません。
 高速道路際の道を歩くと、ようやくキチョウやツマキチョウ、コツバメ、ベニシジミ、テングチョウが見られ、御霊谷方面でも少数のチョウを採集できましたが、全としては寂しい成果でした。
 途中朽木を見つけたので中を見ると、コクワガタの成虫や幼虫、コメツキムシの幼虫がいました。
 今回は植樹祭のおかげで、かなりの距離を歩くはめになりました。参加者の方はお疲れ様でした。なお、木下沢の植樹祭にともなうムラサキケマンの状況やキジョランが刈られたことに関しては、もう一度調査して報告するつもりです。場合によっては主催者の日本山岳会と東京都に意見を伝えることになるかも知れません。環境保全イベントで蝶の発生源を壊したとすれば、残念を通り越して滑稽な話です。



5月13日 春型アゲハ採集会(神奈川県三浦半島)

 人数は前回と同じ24名の参加がありました。天気予報では昼ごろから晴れの予報でしたが、午後になっても曇ったままで気温は上がらず、丘の上のため風も強く、あまりよい天候ではありませんでした。それでもカラスアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、ジャコウアゲハ、サトキマダラヒカゲ、アオオサムシ、センチコガネなど、数は少なめでしたが一通りの種類は採集、観察できました。
 風の来ない場所では蝶道ができ、カラスアゲハが次々訪れ、ミカンの木には産卵のためナガサキアゲハがよく見られましたが、高く飛ぶため採集はなかなか難しかったようです。昼食後はこのポイントに参加者が集中してしまい、よけい採集しにくくなってしまいました。
 ジャコウアゲハはすでに時期が遅く、翅が傷んだ個体が多かったのですが、オオバウマノスズクサに産みつけられた卵を採集できました。オオバウマノスズクサはあまりなじみのない草ですが、簡単な生育場所の説明だけで見つけ出した親子がおられました。たいしたものです。
 ハンミョウを狙っていた人もいましたが、残念ながら気温が低くハンミョウは活動しませんでした。次回の奥多摩に期待してください。
 元子ども会員の青年が久々に参加され、昆虫採集を続けておられるのをうれしく思いました。採卵用に採集品を分けて下さった皆さん、ありがとうございました。カラスアゲハは順調に産卵しています。



5月27日 奥多摩採集会報告

 奥多摩町の採集会は新宿から2時間以上かかるにもかかわらず 30名もの参加者がありました。
 当日の天気は晴れ。気温が少々低く、午後からは雲も多くなってしま いました。目的地の林道入り口までにアオオサムシ、ウスバシロチョウが採れ、なかなか快調の出だし。ウスバシロチョウは小さなお子さんも採れ、練習にはもってこいでした。かなり黒い固体も採れました。
 林道に入ってからはミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、オナガアゲハなど黒いアゲハチョウを期待しましたが、残念ながら個体数が少なく、ミヤマカラスアゲハは1♂のみ。オナガアゲハ数頭という成果でした。他にはアサギマダラ、スミナガシ、サカハチチョウ、ヘビトンボ、ヒメハナカミキリの仲間、ケヤキナガタマムシ、アカクビナガオトシブミ、ミヤマカワトンボ、ヒガシカワトンボ、サナエトンボの仲間などが採集できました。渓流ではヤンマのヤゴやサワガニ、カエルの卵などを観察できました。
 昼食後は「林道奥のトイレにスミナガシが集まっていた。」との情報に、大人の参加者が数人、トイレを目指しましたが成果はどうだったでしょうか?



6月24日 山地性ゼフィルス採集会報告

 今回は15名の参加者がありました。残念ながら天気が悪く気温も低い最低の条件で、昆虫はほとんど活動せず、ゼフィルスは一頭も見られませんでした。
 遠いところを来ていただいた参加者の皆さんには申し訳ない結果でしたが、こういうこともあるのが自然を相手にする昆虫採集です。
またの機会に再チャレンジしてください。ちなみに川治温泉付近は、夏休みも面白く、ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、オナガアゲハなどの夏型アゲハやスミナガシ、クジャクチョウ、シータテハなどのタテハチョウ。ミヤマクワガタ、オニヤンマ、トビナナフシ、ヤブキリなどが採れるので、日光・鬼怒川温泉方面で夏休みを過ごす人は行ってみてください。



7月8日 オオムラサキ採集会報告

 今回も週半ばまで雨天中止モードでしたが、金曜日から天気予報が変 わり、開催となりました。
 木曜日に下見に入ったところ、クワガタやそのほかの昆虫は多いかったのですが、肝心のオオムラサキは一頭目撃したのみ、知人で穴山付近に採集に入った人に聞いてもオオムラサキは少ないという情報でした。
 さて、当日の参加者は応募者ほぼ全員が集まりスタッフを含め45名。普段静かな穴山駅に大勢の人が集まったのでパトカーまで来ました (単なる見回りに来ただけですが)。
 今回初めての試みとして、最初に駅に近い林に案内しました。ここは樹液の出ているクヌギも多く、昨年の一泊採集会で夜間カブトムシが多 く見られたポイントです。最近道が補修されて足場がよくなりました。 最初に足場がよく捕りやすい場所で採集方法やコツを覚え、山中のオオ ムラサキのポイントで本格採集という計画です。
 最初の場所で30分間の採集。樹液にはカナブンが沢山集まっています。クワガタは初めての人はなかなか採れませんが、慣れた人がノコギリクワガタを採集。コツを聞くと「樹液の出ていない木でも試してみる。人の行かないところに行く」でした。
 いよいよ次のポイント。着いたのは12時近くでここまで 4km以上歩いています。おなかが減ったので昼食を提案しましたが、皆さん先に採集することを希望されました。
 採集できたのはノコギリクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、カブ トムシ、コカブトムシ、カナブン、アオカナブン、クロカナブン、シロテンハナムグリ、コアオハナムグリ、シロスジカミキリ、ノコギリカミキリ、ルリボシカミキリ、ゴマダラカミキリ、キボシカミキリ、ウスバカミキリ、ヤマトタマムシ、オオムラサキ、キアゲハ、スジボソヤマキチョウ、ルリタテハ、オオミドリシジミ、オオヤマトンボ、キリギリ ス、ナナフシ、ヒグラシなどでした。
 ノコギリクワガタは多く参加者のほぼ全員が採集しました。捕れなかった人にあげようとスタッフが採集していたものが余ったほどです。 こんなに捕れたのは初めてのことです。
 残念だったのは肝心のオオムラサキが少なかったこと。まだ幼虫もいたので、発生が例年より遅れていたのかもしれません。
 もっと残念だったのはオオムラサキが少ないのを残念がる人が少なかったこと。クワガタ目当ての人がほとんどで、もっと色々な昆虫にも興味を持ってもらえればと思いました。  
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